オリンピック関連コラム! 〜女子のみの種目・新体操とアーティスティックスイミング〜
第1回のアテネオリンピックに参加したのは、男子のみだった。
第2回のパリ大会から、女子も参加できたものの、
参加した競技は、『テニス』 と、『ゴルフ』 だけだったという。
しかし、今では、ほとんどの競技・種目が、男女共に行なわれるようになっている。
男子のみの種目も残っているが、一方で、女子のみの種目も存在している。
その1つが、『新体操』 である。
新体操は、オリンピックでは、1984年のロサンゼルス大会から、
「個人総合」 が、正式種目として採用された。
1996年のアトランタオリンピックから、「団体」 も、正式種目となっている。
男子の新体操も、競技が行なわれているが、
実は、これは日本発祥の競技である。
しかし、国際体操連盟には、競技種目として認められておらず、
現在は普及活動中である。
普及活動の一環として、2016年のリオオリンピック閉会式で、
青森大学の、男子・新体操部員が、パフォーマンスを披露している。
もしかすると、何年か先に、日本発祥の、『男子・新体操』 が、
オリンピック正式種目として、採用されるかもしれない。
もう1つの種目、
『アーティスティックスイミング』 は聞き馴染みのない言葉であるが、
以前でいう、「シンクロナイズドスイミング」 のことだ。
2017年に、国際水泳連盟が種目名を、「シンクロナイズドスイミング」 から、
「アーティスティックスイミング」 に変更すると発表。
日本水泳連盟も、2018年4月から、アーティスティックスイミングに変更している。
2020年の東京大会では、オリンピックで初めて名称変更した、
アーティスティックスイミングが行われることになる。
オリンピックでは、1984年のロサンゼルス大会から採用され、当初は、
1人で演技を行う、「ソロ」 と、
2人で演技を行う、「デュエット」 が実施されていた。
1996年のアトランタ大会からは、ソロに代わり、
8人の、「チーム」 が採用された。
現在も、「デュエット」 と、「チーム」 の2種目が行なわれている。
国際水泳連盟は、2014年に男女ペアで演技する、「ミックスデュエット」 の採用を決定し、
2015年の、世界水泳選手権から実施されている。
近い将来、オリンピックでも、「ミックスデュエット」 が、観られるようになるかもしれない。