オリンピック関連コラム! 〜オリンピックの開催時期は、真夏と決まっているの?〜
2020年の東京・オリンピックの日程は、7月24日から8月9日と決定した。
ただし、サッカーとソフトボールは、7月22日から、競技がスタートする予定だ。
日本で最も暑い時期であり、野外で行う競技では、
選手はもちろん、観客の体調も心配される。
猛暑対策として、ラグビーは、競技時間を午前中と夕方から夜にし、
マラソンは、これまでの午前7時スタートを、1時間早めて、午前6時スタートに変更した。
正午から午後4時くらいまでの、最も暑い時間帯での、
競技を避けているが、やはり、猛暑が心配ではある。
シドニーやリオデジャネイロのような、南半球であれば、真夏ではないが、
北半球で、わざわざ真夏に開催する必要があるのだろうか?
1964年の東京・オリンピックは、
10月10日から10月24日までの、15日間の日程で実施された。
それ以降のオリンピックの日程は、以下のようになっている。
・1968年 メキシコシティーオリンピック 10月12日〜10月27日
・1972年 ミュンヘンオリンピック 8月26日〜9月11日
・1976年 モントリオールオリンピック 7月17日〜8月1日
・1980年 モスクワオリンピック 7月19日〜8月3日
・1984年 ロサンゼルスオリンピック 7月28日〜8月12日
・1988年 ソウルオリンピック 9月17日〜10月2日
・1992年 バルセロナオリンピック 7月25日〜8月9日
・1996年 アトランタオリンピック 7月19日〜8月4日
・2000年 シドニーオリンピック 9月15日〜10月1日
・2004年 アテネオリンピック 8月13日〜8月29日
・2008年 北京オリンピック 8月8日〜8月24日
・2012年 ロンドンオリンピック 7月27日〜8月12日
・2016年 リオデジャネイロオリンピック 8月5日〜8月21日
7月と8月をまたぐ日程が最も多いが、
8月の後半や、9月に行った大会も珍しくはない。
1984年のロサンゼルス・オリンピック以降、商業化が進み、
放映権収入が大きなウエイトを占めるため、
視聴率を取れる時期の開催になっていると、巷では言われる。
特に声が大きいのがアメリカで、アメリカの4大スポーツの、
ポストシーズンがない時期が、真夏であるとの指摘もある。
競技を行う選手にとっては、暑いだけでなく、
早朝のスケジュールに合わせた、コンディション作りも必要で、
たまったものではないが...