中日は、再び黄金時代を取り戻せるのか?
2004年の落合元監督の就任以降、投手力と守りを中心に、安定した成績を出し、
黄金時代を築いた中日だったが、主力の高齢化もあり、この3年間はBクラスに沈んでいる。
若手育成を怠ってきた結果と捉える向きもあるが、 そもそも、プロ野球選手の、
選手寿命が延びている昨今、誰もが認める成績を出し、ベテランを追い抜くほどの、
選手がいなかったことが、問題である。
選手兼任から監督専任となった、谷繁監督にとって、勝負の一年になることは、間違いない。
最近の中日の低迷の理由の1つに、外国人の活躍が予想より少なかったことが、挙げられる。
中日が強かった時期は、ウッズやブランコといった、
ホームランバッターが、不動の4番として活躍していた。
新外国人選手のビシエドは、キューバからアメリカに亡命後、5年間で、
メジャー66本塁打を誇る、長距離砲で、長打力不足の中日にとっては、期待できる選手である。
問題なのは、投手陣と捕手の育成で、守りの野球を進める、中日にとって、
ここが安定しない限り、いい成績は残せない。
黄金時代を支えた、吉見・浅井・岩瀬達の復活は、もちろんだが、何よりも、
谷繁監督の後の、正捕手が決まらなければどうしようもない。
現段階では、「帯に短し襷に長し」 といった感じで、飛び抜けている選手はいない。
開幕捕手の座を掴み、
「レギュラーとして定着できるのが誰か?」
「シーズン通して活躍できるのか?」
ということが、中日浮上のカギを握っている。
投手では大野・若松、野手では平田・大島と、中心選手も、遅ればせながら育ちつつある中日。
即優勝には厳しい現状だが、まずは、Aクラス復活を果たしたいところだ。
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