西武はかつての、王国の威信を取り戻せるか?
1982年の初優勝以来、30年に渡り強豪の地位を確立し、
野球界の王者として君臨してきた、西武ライオンズ。
ところが、2014・2015年と2年連続で、Bクラスに沈み、
かつての常勝のイメージは、地に落ちてしまっている。
投手も野手も、レギュラー陣は他球団と比べても、
そん色のない陣容を誇っているが、いかんせん、
控えの層が弱いことと、何よりも以前の様な勝負強さが、
見られなくなっているのが、気がかりだ。
昨年夏の勝負どころで、13連敗を喫し、CS進出を自らの手で逃すなど、
強かった西武の時代には、考えられないことである。
田辺監督も、代行時代も含め3年目。
このあたりで、結果を残しておかなければならない、
時期に入っているが、果たして、西武の躍進はあるのだろうか。
打撃陣は、昨年216安打を記録した、秋山選手を筆頭に、
栗山・浅村・中村・森・メヒアと、長打力なら、
ソフトバンクを凌ぐだけの戦力がある。
ケガ人が続出すると、途端に威力を失ってしまうのが難点だが、
主力が額面通りの働きをすれば、相当の破壊力である。
先発陣も、岸・十亀・菊地など、2ケタ勝利が期待できる駒が揃っている。
絶対的な守護神がいない、リリーフ陣が問題で、
新外国人として、投手を取っているものの、働きは未知数である。
昨年、DHで打撃センスを見せつけた森が、本来のポジションである、
キャッチャーの練習に精を出しているのも、一貫性の無さと言われても仕方がない。
かみ合えば、打倒ソフトバンクの一番手、空ぶったら今年もBクラス。
一昔前の盤石さが、懐かしく思われるが、
「ニュー西武ライオンズ」 の魅力を、存分に発揮してもらいたい。
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