改めて振り返る、ワールドカップの快挙!
記憶に新しい、昨年のラグビーワールドカップで、
日本代表チームは、これまでの代表記録を塗り替えていった。
初戦の南アフリカ戦を、劇的な逆転トライで勝利した後、
スコットランドには敗れたもののサモア、アメリカに勝利し、
これまで、1勝しかあげていなかったのを、1つの大会で、
3勝もしたのである。
惜しくも、獲得ポイントの差で、決勝トーナメントには、
進むことはできなかったが、3勝しながら、準々決勝に進めなかった、
史上初のチームとして、歴史に名を残すことになった。
南アフリカ戦での勝利は、スポーツ史上最大の、
番狂わせの1つとして、永遠に語り継がれるに違いない。
皮肉にも、敗れた南アフリカは、
この敗戦をきっかけに、大会3位に上り詰めた。
それは、1996アトランタ五輪における、サッカー競技の初戦で、
日本に歴史的な敗北を喫しながら、大会3位になった、
ブラジルチームの様でもあった。
世界のスポーツ史に残る、番狂わせを演じた日本代表が、
ともに決勝トーナメントに進めなかったのは、歴史の皮肉と言える。
南アフリカ戦での勝利が、全く期待されていなかったのは、
テレビ中継事情にも、現れていた。
初戦であるにもかかわらず、地上波中継がなかったのだ。
結果を喜ぶだけではなく、この失態の反省を、
テレビ局はしてもらいたいものだ。
3勝した中で、最も完勝と言えるのが、3戦目のサモア戦だ。
体格に勝るサモアを押し込み、認定トライを奪う姿は、
これまでの日本代表では、見られないものだった。
日本人でも鍛え上げれば、世界で立派にフィジカル勝負ができる――。
その姿を見せ付けたことは、今後の日本スポーツ界に、
大きな影響があるに違いない。
特に、過去の栄光が、地に落ちているマラソン界などは、
ぜひ参考にしてもらいたいものだ。
このように、日本ラグビーの快挙は、日本スポーツ界、
全体の快挙であり、今後の強化方針を、指し示してくれたのである。
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