ブックメーカーは、日本では違法なのか!?
2015年、読売巨人軍の3選手が、スポーツ賭博に関与したとして、
世間を騒がせましたが、ブックメーカーで日本人が賭けるのは、違法となるのでしょうか?
まず第一に、「日本人が、賭博を運営することは禁止」されています。
先の、巨人軍の選手の場合、日本人が運営していたスポーツ賭博に、
賭けていたわけですので、こちらは、当然、違法行為となります。
(日本でのネットカジノ摘発のニュースも、全て、”日本人運営” の違法賭博であります)
では、海外ブックメーカーの場合は、と言いますと...
「海外の国や地域から、許可(ライセンス)を正式に得て、運営している」
ため、海外ブックメーカーの運営自体は、全く問題なく、”合法” です。
ここで、問題となるのが、”日本人が賭けた場合” ですが、
「日本人は日本国内では、許可されたモノ(宝くじや競馬などですね)以外に、賭けてはならない」
と、法律で定められているため、日本国内でPCやスマホで、
ブックメーカーに賭けた場合、”形式的には、違法となる可能性” があります。
(こちらは、日本国内での話です。アメリカに行って、アメリカ国内の宝くじを買うのは、違法とはなりません)
ここで、”違法となる可能性” と記載しましたが、現在、日本では、
海外ブックメーカーに賭けて、違法となった判例がないため、
「違法となる可能性がある」 と、記載しています。(2016年現在、摘発されたこともありません)
日本では、「罪刑法定主義」 を採っているため、法律で禁止されていなければ、
そもそも違法行為とはなりませんし、また、日本では、インターネットを介しての行為の、
法整備が遅れているため、明確な法律というものも存在しません。
こういった場合、新たに法律を制定するか、裁判所の判決を以て、違法かどうかを判断します。
次に、”形式的” と記載しましたが、形式的にというのは、
「違法となる可能性があっても、捕まる可能性は低い」 ということであります。
日本の法律で、賭博罪とは、”対向犯” であるため、
「賭けた人間(日本人)と、賭けさせた人間(ブックメーカー)」
の、両方を罰せなければなりません。
当然ながら、日本の法律では、海外ブックメーカーを罰することはできませんので、
自ずと、「賭けた日本人も、罰することはできない」 となります。
(ただ、今後の法整備や判例で、変わる可能性が、ないわけではありませんが)
以上より、ブックメーカーで日本人が賭けた場合、違法かどうかですが、
「違法となる可能性はあるものの、罰せられる可能性は低い」 となります。
と、ここまでは、
以前より、当サイトや姉妹サイトでも記載していた内容でありますが、
弁護士がもう少し踏み込んだ見解を示していますので、興味があれば、
こちらのページも、ご覧になってみてください。
何故、パチンコは違法ではない!?
当ページでは、「日本人は、賭博を運営してはならない」 と、
法律で定められている旨を記載しておりますが、「では何故、パチンコはok?」 と、
なりますので、最後にこちらを、軽く解説させていただきます。
結論から言いますと、パチンコは、”(風営法で管理された)遊戯” と、定義されており、
そもそも、「ギャンブル(賭博)ではない」 と、日本の法律ではなっております。
見た目は、完全にギャンブルであり、世間のほとんどの人間が、
パチンコをギャンブルとしてみていますが、法律的には、”遊戯” であります。
パチンコは、”3店方式” というものを採用しており、
・『パチンコ店』
・『景品交換所』
・『問屋』
の3店が、それぞれ独立して(経営など別々に)運営していることを言います。
『パチンコ店』 で、玉を購入し、遊んで増えた分は、”景品” に交換してもらい、
『景品交換所』 で、質入れし、お金を貰います。
『問屋』は、景品交換所から、質流れ品として、”景品” を購入し、パチンコ店へ転売。
3店方式とは、こういった流れとなっています。
景品交換所は、当たり前のように、パチンコ店の敷地内にありますし、
パチンコ店の文鎮を、価値のある商品として売買しているも、おかしな話です。
(一般人からは、ただのガラクタにしか、見えませんが...)
疑問しか残りませんが、以上、賭博禁止の日本で、パチンコが運営出来ている理由です。
※ ちなみにですが、パチンコ店の還元率は、40%に満たないと言われています。(公表の義務が無いため、有識者の見解です)
一方、ブックメーカーや、オンラインカジノの還元率は、90%を超えています。(公表が義務付けられ、独立監査も行われます)
オンラインカジノへは、【Williamhill Sports HP】上部メニューにボタンがあり、そちらから移動できます。
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