2020年の東京オリンピックに採用されなかった、競技・種目/オリンピック関連コラム
2020年の東京・オリンピックの追加競技として、
『野球/ソフトボール』、『空手』、『スケートボード』、
『スポーツクライミング』、『サーフィン』
の、5競技が決定した。
2016年のリオ・デジャネイロオリンピックは、28競技・306種目で行なわれたが、
2014年12月の、国際オリンピック委員会(IOC)臨時総会において、
オリンピックの改革案、”五輪アジェンダ2020” が採決され、
28競技の上限は撤廃され、310種目と、選手数を1万5000人を上限とした。
これにより、開催都市のオリンピック組織委員会が、
追加種目を提案できるようになったため、
東京五輪組織委員会も、追加種目の選定に入った。
東京五輪組織委員会が、国際オリンピック委員会(IOC)に提出する、
追加種目を決める際、追加競技の1次選考で、8競技が残った。
その8競技とは、
『野球/ソフトボール』、『空手』、『サーフィン』、『スポーツクライミング』、
『ローラーゲーム(スケートボード)』、『ボウリング』、『スカッシュ』、『武術』
であった。
惜しくも、2次選考で落ちたのは、『ボウリング』、『スカッシュ』、『武術』 の3競技。
国際オリンピック委員会は、追加種目の選定条件として、
「開催国で人気のある競技」 と、「若者に普及している競技」 を求めていたと言う。
『ボウリング』は、日本でも根強く幅広い年齢層に、
人気のあるスポーツ(レジャー)ですが、若者に普及しているとは言い難い。
『スカッシュ』 は、日本の競技人口はおよそ1万人、
世界で2000万人とのことで、日本国内での人気に欠けていた。
『武術』 は空手と重なり、さらに、既存の競技である、
テコンドーとも重複するため、空手との競争で負けたと言ったところか。
ボウリング、スカッシュ、武術(武術太極拳)は、
アジア大会で実施されている競技であり、今後の普及・人気次第では、
オリンピックでの採用があるかもしれない。
一方で、
近年は、アメリカで若者を中心に人気の高い、”X Games(エクストリームスポーツ)” が、
採用される傾向が強く、不人気競技・種目は、いつ除外されてもおかしくない。